「完熟トマトのケチャップに込められた思い」小間 一貴さん

小間園芸

完熟トマトのケチャップが人気です

完熟トマトで作ったトマトケチャップが人気とのことですが、人気の理由は?

糖度が高い完熟トマトを使っていることがおいしさの秘密です。トマトが一番おいしい状態でケチャップに加工しています。さらに、ニンニク、しょうが、たまねぎを刻んで入れて煮詰める。これにより旨味が凝縮されて、味の濃いトマトケチャップができあがります。

そのトマトへのこだわりについて 教えてください

父親がトマトの栽培を始めて、今年で35年ぐらいになります。ハウス栽培でゴールデンウィークから7月頃まで収穫できます。甘みの強いトマトを栽培できるよう、様々な工夫をしながら毎年トマトの栽培を続けてきました。

ずいぶん前からトマトの栽培をしているのですね

以前は露地とハウスでトマトを作っていました。しかし、路地栽培はなかなか味のコントロールが効かない部分もあります。ハウス栽培に絞って、味を重視する作り方を心がけています。

そのケチャップを使ったオススメの料理は?

一番簡単な料理は、炒めたひき肉にこのトマトケチャップを入れて、パスタにかけてください。これでミートソースのパスタの出来上がりです。シンプルな料理ですが、一番ケチャップの味を楽しめる食べ方だと思います。

添加物を使用しない加工品作りのこだわり

お惣菜や加工品もたくさん作られていますが、きっかけは?

私たちが子供の頃、母親が本物の味を食べさせたいということで、最初にイチゴジャムを作ってくれました。これが加工品作りのスタートです。本物の味をそのまま加工品にすることは、なかなか難しいことだったようです。いろいろと作り方の研究をして、加工品作りを続けてきました。いまではジャムやお惣菜など約30種類の加工品を販売できるようになりました。家庭の味をお客様にも味わっていただきたくて、販売をしています。

小間園芸

お惣菜や加工品で作り方や素材に対するこだわりはどんなことがありますか?

加工品に使う材料である、野菜や果物の味を大切にして、ひとつひとつ手作りをすることにこだわっています。添加物や保存料は一切使わない、素材そのものの味を生かすような作り方をしています。体にも良く、安心して食べることができるものを作っています。

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年間約60種類の野菜を作られていますがその野菜を加工品の材料として使っている?

基本的に私たちが作ったものを、加工して作っています。完熟トマトのケチャップの以外にも、梨の焼き肉のたれ、梅干し、梅ジュース、梅酢、梅の雫、しそジュース、ポテトサラダ、ふきの煮物、切干大根の煮物、高菜炒め、じゃがもち、漬物などたくさんの加工品を販売しています。

「おいしい野菜」を新鮮な状態で、直接お客様に販売する

小間さんが考える「おいしい野菜」って?

例えば、キャベツの場合。いま私たちが作っている「このみ姫」という品種があります。これはミニキャベツで、大きさがソフトボールぐらい。普通のキャベツに比べて大きくはないですが、甘みがすごく強いのです。さらに柔らかく、生で食べる方がおいしいキャベツなんです。確かにサイズが小さいこともあり、育てるのが大変な部分はあります。それでも、おいしい野菜、お客様がまた買いたいな、と思うような野菜作りを心がけています。野菜の味を第一に優先し、他の品種に比べて多少栽培しづらかったりする場合でも、美味しい野菜ができる場合にはそちらを最優先にします。ただキャベツを作る、ということでなくキャベツ本来が持っているおいしさが味わえるキャベツを作る、それが大事なのです。

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安心、安全な食べ物へのこだわり、それについて教えてください

私たちは、直売というカタチにこだわっています。お客様と1対1で会話ができる、私たちの思いをお客様に伝えられることはもちろん、お客様が私たち生産者に声を届けられることも大事にしたい。そうすることで、私たちの顔を見てお客様に安心していただける、そこを大事にしたい。そこでの会話も含めての、顔の見える農業を考えています。

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朝、採れたての野菜を販売することへのこだわりについて教えてください

直売するとき、野菜本来の味を大切にしています。そこをお客様に味わっていただくため、野菜の鮮度を常に気にしています。収穫から販売までの時間はできる限り短いことがいい。販売するその日の朝、収穫する。当日の収穫が難しい野菜は、できる限り前日の遅い時間、夕方とかに収穫します。こうした販売方法を限られた時間の中で継続するのは、とても大変ではあります。しかし、ぱっと見ただけで、野菜の張りっていうか、新鮮な野菜は見た目も味も全然違います。そういう新鮮な野菜をお客様にお届けできることは、私たち小間園芸の強みだと思います。

家族4人のチームワークで農業を

小間園芸について教えてください

祖父から始まって私で3代目になります。今年で約80年になります。通年で約60種類の野菜を栽培しています。その中でもトマト、大根、キャベツがメインの野菜です。

家族で農業をされていますがそれぞれの担当は?

両親と私たち夫婦4人で小間園芸を経営しています。父親と私が畑で作物栽培を担当しています。母親と妻が加工品を担当しています。

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これから取り組んでいきたいことは?

今年の11月末にも予定していますが、近所の保育園の子供たちが収穫体験をすることになっています。いま子供たちが、土に触れる、野菜に 触れる機会ってすごく少なくなってきていると思います。そういう体験ができる機会を私たちが作っていきたいと思っています。

[aside type=”normal”]小間園芸さんの特徴はなんといっても、手作りの加工品。できる限り自分たちで栽培した材料を使い、保存料などを一切つかなわないで丁寧に作る。その原点は、自分の子供たちに安心して食べられる、本物の味が楽しめるたべものを。そういう思いにありました。
取材:2016年10月26日 堀尾タモツ[/aside]
  • 取扱い品目/野菜全般、加工品

  • 小間園芸の野菜・加工品は、下記の4か所で購入できます。

  • 横浜市営地下鉄ブルーライン 立場駅:週二回販売

  • 東戸塚市民朝市:毎月第一日曜日

  • みなとみらい農家朝市:毎月第四日曜日

  • 社会福祉法人開く会ファールニエンテ:毎月第一、第三土曜日

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