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農家さんがホームページを作る前にやっておくべき5つのこと

ホームページを作る前に確認しておきたいこと

1.ホームページを育てていく覚悟がありますか?

畑に苗を植えてから収穫までの作業が大変なのと同じこと。ホームページも公開してからのケアがとても大事です。定期的に更新をすることは当然のことですが、掲載したページ(記事)がどの程度見られているのか、見てもらえないのか、その理由を見つけて今後の運営方針を検討、改善・実行していく作業が必要です。日々の農作業と並行してやっていけるでしょうか?

また、ホームページを作っただけでは、誰もその存在を知ることはできません。誰にも見てもらえないのです。ホームページの存在、掲載している記事の存在を「見て欲しい人」に知ってもらうための努力が必要。「こんなにおいしい野菜を作っている、だからその記事を作れば見てくれる人がいるはず。」思いはとても大切なことですが、思いだけでは残念ながらホームページの存在を伝えることはできません。

もし、手間暇をかける時間がない、時間を使う覚悟がないのであれば、ホームページを作ることはやめておいた方がいいかもしれません。

2.ホームページを作ることで、得たいものがありますか?

自分たちの野菜作りに対する考え、作っている野菜のことを知ってもらう。このこと自体に価値があると考える農家さんもいます。しかし、その理解を得るために必要な作業量と理解してもらうことによって生まれる価値は見合っているでしょうか。ホームページを構築し、運営することで得られる成果。そのために必要な作業と時間。このバランスが取れるでしょうか?

もし、得たい成果が見つからない場合は、まだホームページを作るタイミングではないのかもしれません。

3.成果を得るために、本当にホームページが必要でしょうか?

1人でも多くの人に何かを伝えるため、インターネットの活用は必要。しかし、インターネットの活用=ホームページを作ること、ではありません。SNSを有効に活用することが「正解」の場合もあります。正しい手段を選択するためには、「得たい成果」を明確にし、成果を得るために必要な規模感(どのくらいの人に知ってもらう、動いてもらう必要があるのか)をつかむことが重要です。

もし、他の手段でも成果が得られるのであれば、ホームページは必要ないのかもしれません。

ホームページを作る前にやっておきたいこと

4.インターネットを使って、お客様と会話をする

最初に「誰に」、「どんな行動を起こして欲しいのか」を決めましょう。インターネットを使って自社の商品やサービスをPRすることによってどんな「成果」得るのか。情報を伝えることでお客様が行動を起こす。情報を受け取った側が動くことによって、発信者側に利益が生まれ、成果を得ることが可能になります。

例えば、自分の育てている野菜をレストランで使って欲しい、シェフや店のオーナーから問い合わせがくるようにしたい、という感じです。それが決まったら次は情報発信です。その人たちがアクションを起こしてくれそうな情報を考えて、情報を発信してみましょう。

では、どうやって情報を発信していけばいいのでしょうか。SNSを使ったことがない人はSNSから始めてみましょう。インスタグラム、ツイッター、フェイスブック、どれでもOKです。文章が得意な人ならブログを使ってみるのもありです。

次に始めるタイミングですが、早ければはやいほどいいです。SNSは基本的に無料で使えますし、ブログも無料で開設できるサービスがたくさんありますので、始めるための費用はかかりません。やる気が出たときに、早速はじめてみましょう。

情報発信を開始するにあたって、ひとつ注意があります。SNSを使う場合でも、ブログを書く場合でも、あなた自身が行うこと。これは必ず守ってください。自分で発信する情報を考えて情報を発信する。あまり無理をしないで、コンテンツを作成できる方法を考えてください。スマートフォンを使って、写真や動画を撮ってみる。書くことが得意な人は文章で伝える。日々の作業と並行してできることから始めてみましょう。

どんな情報を発信すればお客様の反応がかえってくるのか。それに対してどのような対応をとるのか。こうした体験を繰り返すことで、自分のやっていることのどんな部分にお客様が興味を持ってくれるのかを実感することができます。

5.お客様にささる情報(コンテンツ)を知る

SNSを始めたら、他の生産者の人たちがどんな情報を発信しているのかチェックしてください。畑や作業の様子、どんな野菜を作っているのか、いま旬な(収穫できる)野菜、直売所やマルシェへの出店情報、など発信されている情報の種類を知ることができます。

また、発信されている情報がどんな人たちに向けられているのかを想像してみてください。自分との違いを見つけてください。違いが明確に見つかれば、それがあなたの活動・農産物の特徴ということがいえます。もし、違いが見つからない場合には、どうしたら違いを出せるかを考えてみてください。

  • ターゲットを設定する
  • どんな情報が刺さるかを考える
  • 写真、動画、テキストを使って情報を作成する
  • その際、自分の得意・不得意な作業、どのくらいの時間がかかるのかを把握する
  • 発信した情報の反応を探る
  • 反応のあった人たちとやりとりをしてみる

こうした体験を通じて、お客様がどんな情報に興味を持ってくれるのかを知ることができます。自分が伝えたいこと=お客様が興味を持つこと、とは限りません。お客様が自分に対して興味を示してくれる情報は何かを知っておきましょう。

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