お客様にとって価値のあるコンテンツを提供することが最優先事項です
「ホームページへのアクセス数が少ない」「なかなか見てくれる人がいない」。すでにホームページを持っている農家さんから相談されることが多い悩みです。ホームページを作ることによって得られるものとどんな人をお客様として考えるのか、そのために必要なコンテンツ(情報)は何かという部分がきちんと設計し、ホームページを作ることが前提です。
しかし、そこが曖昧なままとりあえずホームページを作ってしまった人もいるでしょう。とりあえず作ったホームページには、農園の基本的な情報だけが掲載されている場合がほとんど。どんな野菜を作っているか、野菜を作っているのは誰か、その人はどんな考え(こだわり)を持っているか、農園へのアクセス、といった感じですね。このようなホームページに訪問してくれる人はどんな人でしょう?
すでに農園のことを知っている、園主と直接あったことがある人に絞られると思います。なので、農園名は園主名で検索をし、そのホームページにたどり着くことができている。こういう状態ではアクセス数が少ない、増えていかないのはむしろ当然なのです。意外なことではありません。では、何か改善する方法があるのかを考えてみましょう。
まず、アクセス数を意識することはやめましょう。最優先すべきは「お客様にとって価値のあるコンテンツ(情報)を提供する」ことです。アクセスは後からついてきます。それを前提にしたうえで、次に意識するのは「キーワード」です。試しにホームページへのアクセスデータをチェックしてみてください。どんなキーワードで検索してきているかがわかります。ほとんどが農園、園主の名前での検索が多いはず。
お客様との会話の中にキーワードに関するヒントはある
キーワードの選定は、一人でやるのではなく誰かと相談しながら進める方が望ましいです。家族で農園を運営しているのであれば家族で話し合いながら検討してください。
例えば、直売などをやっている場合、お客様との接点がある人の意見は大事です。お客様の声を聴く機会が多いので、その会話にヒントがあるはずです。お客様はなぜ自分たちの野菜を買ってくれるのか、お客様にどんな説明をしているのか、どんな言葉がお客様に響くのか…。こうした言葉の中からキーワードを見つけ出してください。あくまでもお客様が求めているものは何か?というお客様の視点で考えてください。
お客様が探しているキーワードと自分たちのこだわりをマッチングさせる
キーワードを複数組み合わせた内容でコンテンツ(ページ)を作成します。例えば有機栽培というキーワードを入れたい場合。有機栽培だけのキーワードで検索にかけると膨大な数のページがヒットします。
しかし、有機栽培 × ○○○ 、とキーワードの組み合わせで検索すると数は減ります。実際、自分がなにか情報を探すときにはひとつのキーワードではなく、2つ、3つなど複数のキーワードを組み合わせる方が多いと思います。地域のキーワードも有効です。
お客様が求めている(探している)言葉は何か、それの回答にあたる自分たちが大事にしていることは何か。そういう視点でキーワードの組み合わせを考えてみてください。コンテンツ(ページ)の内容がお客様の役に立つものであれば、アクセスしてくれる人は少しずつ増えてくると思います。コンテンツを作成したら、キーワードが含まれているページタイトルをつけることを忘れないようにしてください。
ひとつのコンテンツを作るだけでは結果は出ません
もちろん、ひとつのコンテンツを作成したところですぐに結果が出るわけではありません。同じテーマで複数のコンテンツを定期的に作成していく。アクセスデータを見ながら、キーワードを変えてまた別のコンテンツを作成してみる。
そうした試行錯誤は必要です。時間もかかると思います。それでも、丁寧に継続していくことで結果は伴ってきますし、そうやって蓄積されたコンテンツとそのために費やした作業は、他のことにも役に立つはずです。
ホームページへの集客を増やすために必要なことを整理してみます。
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- アクセス数を意識するのをやめる
- お客様にとって本当に役に立つ情報を考える
- お客様目線で、キーワード考える
- それにマッチする自分たちの「こだわりキーワード」を考える
- キーワードを含んでいてお客様にわかりやすいページタイトルをつける
- コンテンツを継続して作成する
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