お客様に理解を深めてもらった後にどうして欲しいのか?
農家さんに限ったことではありませんが、情報を発信する側(企業や組織側)が発信できる情報、言いたいことを掲載しているだけのホームページをよく目にします。ホームページの主な役割としては、お客様の理解を深めること、その後で行動を起こしてもらうことです。
お客様にどんなことを理解して欲しいか
お客様に理解してらった後にどんなアクション(行動)を起こして欲しいか
お客様が必要とする情報を発信する
発信側は、発信しやすい情報をとりあえず発信してしまいます。思い入れが強すぎて言いたいことをとりあえず書いてしまう、ということになりがちです。
せっかく作成した情報がお客様の求めている情報ではなかった、という状況が発生するのです。ホームページで成果をあげるために、「お客様の課題」「お客様に起こして欲しいアクション」「理解してほしいこと」を明確にしておきます。
ホームページに掲載するコンテンツを考える
例えば、加工品をネット販売することで、売上げをアップするという成果をあげる場合、商品を買ってもらうことが最初の目標になります。自社の商品を購入したいと思ってくれるお客様はどんな課題を抱えているのか?
まずは最低限必要な情報から
例えば、無農薬で育てた農産物を使った加工品を探している、など。それをもとに、商品を買ってもらうために必要な情報は何か?これを実現するために最低限必要な情報はなんだろう?を考えていきます。
次に、最低限必要なコンテンツに絞り込むためにどうするかを考えます。話をわかりやすくするために極端に書きます。加工品を買ってもらうためにまずは「購入ボタン」がついた商品紹介ページが必要です。これがあれば商品を購入することができるので、最低限必要なページになります。
これで、買ってくれる人がいるのであれば、これ以上ページを作成する必要ありません。しかし、このページだけでは、買ってもらえない、目標金額に届かないという場合には、どんなコンテンツを足していけばよいのかをかんがえていきます。
お客様が望んでいるコンテンツを知り、その情報を重点的に発信していく
お客様の目線から考えると、「○○○な商品を購入したい」という欲求があって「○○○な商品を探す」という行動をとります。
お客様が探している情報
自社の商品をお客様が探している商品とマッチさせるコンテンツが、最低限必要なコンテンツなのです。
定期的にコンテンツを掲載していくと、どういう情報が好まれているのか傾向が見えてくるはずです。お客様が望んでいる・探しているコンテンツを知り、その傾向の情報を発信することでお客様に届くようになっていきます。お客様に読まれるコンテンツ=発信していくべきコンテンツなのです。
情報更新の担当者を決めて、更新しやすいホームページを制作する
お客様の理解を深めるための「場」としてホームページは最適です。SNSのインスタグラム、ツイッターなどは理解を深めるためのツールとしては不向きです。ホームページの更新は農家さん本人(もしくは家族)が行うことを前提に考えます。
現実的に更新可能な仕組み
情報に内容的にも、外部の人がコンテンツを作成していくのは現実的ではありません。また、更新作業を外部の人にまかせるとなると、素材を渡してページができたらチェックしてという作業やそれにかかる費用などを考えるとこちらも現実的には難しい。
本人や家族の誰かが更新できる仕組みを実装したホームページを作成しましょう。
最後に、ホームページに掲載するコンテンツを考える段取りを整理しておきます。
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- お客様に理解してらった後にどんなアクション(行動)を起こして欲しいかを考える
- お客様にどんなことを理解して欲しいかを考える
- アクションを起こしてもらうために、最低限必要なコンテンツを作成する
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