新しい野菜に挑戦する原動力

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取材のお願いをして受けていただける率は、だいたい50%くらい。
電話、もしくは直接お会いしてお願いする。電話の後、訪問して直接ご説明をする。この時点で取材は無しにしましょう、ということがある。理由は様々あって、どの理由も納得できるものなので、無理にお願いすることはできない。

その場合であっても、少ない会話で終わることはなく、いろいろな話を聞かせていただける。そのどれもが面白い。取材できないことは残念ではあるが、話を紹介できないことの方がもったいなぁ、と思う。

先日お伺いした農家さんの話も楽しかった。

「命かけてやってきたから」。
いまや横浜の代表的なある野菜。それを昔から作り続けてきたという話。

「できないのではなく、やらないだけ」。
難しい、育てられないと言われたものでも、試行錯誤で取組み、育ててきた。難しい話ではなく、やってはいけないことをやらないようにすれば
育てることはできる。やればなんとかなる、と。

「違う業界の人、年齢の離れた人と話をすること」
同じ業界、同じことをしている人と話をしても面白くない。刺激を受けていかないとダメ、と。

他の農家さんと話をしていても、いつも思うことはモノづくりや何かを育てるということにおいては、業種業態の違いに関係なく、根本の部分は同じだということ。
農家さんの考えていること、やっていることは、例えば若いデザイナーにも参考になることがたくさんある。

取材が実現しなかった農家さんたちの考えていること、実行してきたことを「直売所紹介」とは別のカタチで取材していきたいなと考えている。また、モノづくりに関係する人と農家さんとが対話できる「場」も作れたらいいなと思う。

新しい野菜つくりにチャレンジする必要はないのに、チャレンジしてしまう。やってしまう。そんな人たちに共通しているのは、「楽しいからやりたい」というとてもシンプルで、とても強い気持ちが原動力となっている。

「楽しいから」やっていこう。

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この記事を書いた人

食や農業関連をテーマにした販促活動のサポートをしています。インターネットをベースとした「売れるしくみ」のための戦略・プランニングから、成果を実現するためのホームページやSNSの運用を行っています。「横浜とれたてやさい」は取材、撮影、編集、運営をすべてひとりで行っています。
いままでの実績などは事務所のホームページをご覧ください。
堀尾タモツ事務所 https://horiotamotsu.jp/

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