「やっと巡り合った栽培方法で育てたトマトを味わってほしい」金子 昇一さん

それまでに経験してきたこと、学んできたことが水気耕栽培に結びついた

水気耕栽培をはじめたきっかけは

金子 学校を出て10年くらいサラリーマンをやっていました。事情があって農業をやるようになりました。最初は親と一緒に作業していましたが、自分にあった栽培、野菜がないかと探していたんです。そのときにハイポニカという栽培方法を知りました。

それはどういう出会いだったのでしょう?

金子 一本の木に一万個なるトマトという本と巡り合ったんです。それを読んで、これをやりたい!と思いました。これが一番いいのかなと。当時は水気耕栽培を実践している人が周囲にはいませんでした。

そこからどうやってスタートを?

金子 栽培の現場をを訪ねるところから始めました。そこで目にした光景は、ぶどうの棚式で天井に茎をめぐらせて一本の木にトマトがたくさんなっていたんです。ぶどうと同じようにトマトがなっている光景は驚きでした。食べてみると味もおいしく、さらに感動しました。



次に、実際に栽培している千葉までハウスを見学に行きました。そして、自分のハウスに導入することを決めて、メーカーに研修にいたのです。そこでは、種のまきかたや管理方法などを学びました。同時に温室を発注して一年目の9月に種をまきは、翌年2月から直売所もオープンしました。なので、なにも知らない、わからない状態からのスタートでしたね。

その状態からよくここまでに、という感じもありますか

金子 会社務めをしているときに公害防止管理者 水質第二種という資格をとっていました。また、有害物質を扱っている施設もあり、いろいろと勉強をするチャンスがあったんですね。

学校も機械工学でしたが、本当は薬学部にいきたかったんです。いま振り返ってみると、もともと興味があったこと、学んできたこと、経験してきたことが結果として集約されて辿りついた先が、水気耕栽培っだということなのかも知れません。

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