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「苅部大根というオリジナルの大根を栽培しています」FURESCO フレスコ – 苅部 博之さん

苅部博之

苅部博之

横浜市保土ヶ谷区にある「FURESCO フレスコ」で露地野菜の生産・販売をしている苅部 博之さんにお話を伺いました。

野菜作りでこだわっていることを教えてください

苅部 健康や安全などを重要視して野菜を購入される方も多いと思いますが、生産者として食べ物を作っている以上、おいしいから食べたいと思われるものを作っています。そのために自分の中で特に重視していることが3つあります。

ひとつ目が鮮度です。採りたて野菜の方がより、おいしい。その土地での新鮮な野菜を食べていただきたいので、収穫した野菜をその日の午後に、販売するようにしています。

湘南レッド

ふたつ目が、品種です。以前は市場に出荷していました。市場では当然さまざまな種類の品種が取り扱われています。例えばカタチや見栄えの良い品種、味の良い品種、病気に強い品種、収量がたくさんとれる品種などなど。

自分が一番こだわって栽培している品種は、収量が少なく見た目が悪かったり病気にかかりやすいが、とても味の良い品種です。

にんじん

最後が土作り。3つのこだわりの中でも一番強いこだわりです。消費者からは見えにくい「こだわり」ですが、とても大事なことです。米ぬかや鶏糞はもちろん、他にもいろいろな材料を選別し、試行錯誤しています。そうやって長い年数をかけて堆肥を作ってきました。

どういう品種の野菜を栽培するかの前に、作物が育ちやすい環境をいかにして作るかということがとても大事なのです。そういう思いがあって土作りには、特に力を入れています。

年間どのくらいの種類の野菜を栽培していますか

苅部 露地野菜を中心に、年間で100種類の野菜や果樹を育てています。かなり多い方だと思います。それには理由があって、西洋の変わった種類の野菜を多く栽培していることがります。また、お客様の中には20軒くらい料理屋さんがいます。

その中でイタリアン、フレンチ、和食などのシェフがいますので、さまざまなオーダーに応えていくうちに種類が多くなってきました。それにくわえて、自分が興味のある野菜も育てたいので、さらに種類は増えていくわけですね。

にんじんと大根

オリジナルの大根を育てているとお聞きしました

苅部 在来種といって自分で種とりをして特別な品種も栽培しています。世界にひとつの野菜というコンセプトで、約10年近くかけて苅部大根という赤みのかかった大根をつくりあげました。いろいろと試行錯誤しながら、伝統的なものだけでなく、新しいことにもチャレンジしています。

トマト

100種類の中でオススメの野菜はあげるとしたら?

苅部 答えはありません(笑)。なぜなら、旬がありますよね。さらに旬の中の旬ということもあるのです。その年のその時期に、一番おいしい野菜というものがあるのです。

ですから、オススメの野菜をあげることは難しいのです。直売所などで、その時のオススメはと聞いていただけると、そのときならではのオススメをお伝えすることはできると思います。

横浜市は保土ヶ谷区にある野菜直売所「FURESCO フレスコ」の詳しい情報はこちらからご覧ください。

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